施工前は「淡彩」と「中彩」の、平凡ですが「バランス良いカラー」でした。
お客様のご希望をお伺いし、カラーシュミレーションで外壁の色を決めていきました。
最近多くなった「とにかく濃い色」がお好みでした。
迷った末に弊社のアドバイスも聞いていただいて
プラン8に決定!!!!
まずは屋根の下地処理から。
「後付雪止め」「スノーネット」を取り外していきます。
「後付雪止め」の下から錆が出ています。「スノーネット」の下は苔がびっしりでした。
「コケなどの堆積物」は高圧洗浄の前に、あらかじめブラシで落とします。
ハゼ(合わせ目)の状態です。
「雨水のキレをよくするため」「土埃を取り除くため」「奥まで塗装するため」に
ハゼを起こして隙間を広げます。
ホイール状のブラシをつけた電動工具でハゼの奥までしっかりと堆積物の除去をしました。
このブラシは板金素地を傷つけない特殊なナイロンブラシです。
高圧水洗浄
屋根に対して垂直の角度で水圧を生かした洗浄を行います。
落雪の影響で、雨樋がかなりゆがんでいます。
雨樋の金具と金具の間に新しい金具を追加しました。
雨樋金具の錆部分に錆止めを塗装し、カラクサ、破風、鼻隠しをローラーで塗装します。
雨樋は中までしっかり塗装しました。
カラクサ・破風・鼻隠し 上塗り2回目
下塗り塗料
さびストップ・・・・さびを安定した状態に転換してさびの広がりを抑制する塗料
細部のハケ塗り
ハゼの中はハケを使用し、奥までしっかり丁寧に塗装していきます。
平場はローラーで適切な厚みに塗装します。
錆が見えるのは先に外した「後付雪止めからのもらい錆」です。屋根は錆びていません。
付着力の確認
下塗りが完了した状態で、付着力の確認をします。
10㎝幅のガムテープを貼り付け、一気に剥がして塗料の付着を確認します。
結果:剥がれなし 付着良好を確認してから次工程に入ります。
仕上げ塗料
ワイドエポーレSi
仕上げ塗装も下塗り同様にハゼの中をハケで奥まで塗装し、
先に2回塗装してハゼを仕上げておきます。
上塗り
平場はローラーで塗装します。1回目は厚み重視で塗装していきます。
付着力の確認
上塗り1回目も付着確認してから、次の工程に入ります。
2回目は仕上げ肌重視で塗装します。
上塗り2回目は「どこまで塗ったか?」わかるように □印を移動しながら塗っていきます。
雪止め・スノーネットをつけて屋根塗装完了
外壁塗装
手元で水圧調整できる洗浄ガンを使って、慎重に高圧洗浄ました。
下地処理:外壁ジョイントの隙間処理
水が溜まると凍害発生の原因になるのでサイディングの隙間はしっかり埋めていきます。
2階外壁塗装
下塗り:強力に付着する「2液シーラー」を塗装しました。
外壁仕上げ塗料
ビーズコートBIO
撥水性・透湿性・低汚染性・防カビ防藻性・耐候性など外壁塗料に要求される多機能を兼ね備えた、つや消し塗料です。
2階外壁塗装・・・1回目
厚み重視で塗装していきます。
2階外壁塗装・・・2回目
仕上げ肌重視で塗装していきます。
1回外壁(タイル調)
1階部分は1色塗りの予定でしたが、レンガ調のサイディングで凹凸があったため、少し薄い色で2色塗りの提案をしました。
柱部分で現物見本を作り、お客様に見ていただいて選んでいただくことになりました。
結果、2色塗りで決定しました!!!
レンガの凹凸に合わせた2色塗りは少しレトロな雰囲気でかなりオススメです。
1階外壁塗装
下塗り
外壁と塗料の付着力を強くする2液型シーラーを塗装してます。白く見えますが、乾くと透明になります。
外壁 上塗り1回目
外壁 上塗り2回目
塗料は液体の状態では薄い色をしています。
乾くと見本の色に変わります。
上塗り2回が乾いた事を確認し、3回目は模様付け。
今までより短毛のローラーで凸の部分に色をつけていきます。
外壁塗装完了
2階部分との相性もいいですね!
最後に目地とサッシ廻りのシーリングです。
塗装の後に行う「後打ちシーリング」、これは新築時と同じ工法です。
ガラッと雰囲気が変わり、とっても素敵なお家になりました!!!!