屋根や壁の塗装メンテナンスで住まいは
キレイで長持ち!
早めの塗装で補修費の軽減が可能です。

屋根塗装は誰でもできるの?

簡単に考えられがちな屋根塗装です。ゆえに粗悪業者、粗悪工事が横行しています。
弊社がある会津地域は「板金葺き屋根」が多い地域ですが「雨」「雪」「風」から建物を守るための「知恵」「工夫」があります。

屋根の塗装は「板金屋根の特性」を理解して適切な施工を行う必要があります。
「洗って塗る」だけの業者が圧倒的に多いのですが、実はこの施工は板金の寿命を縮めているケースが多々あります。
弊社は常に探究心を持って「より良い屋根塗装の確立」に日々取り組んでいます。

横葺き、縦葺き、折板 大きく分けてこの3種類

1.横葺き板金屋根の塗装:錆汁についてわかりやすく説明します。

よくある問題点:
塗装して数年経過、まだまだピカピカな屋根ですが「ハゼ=合わせ目」は写真のようにハガレています。ハゼは土埃などが堆積して傷みやすい部分なのですが、ハゼ奥のケアをせずに塗装したために起きた不具合です。
雨水のキレが悪くなって 下左写真のようにハゼに水が溢れます。その後、ハゼ奥だけが錆びて錆汁が流れます。

錆汁が顕著になるのは2回目の屋根塗装時期(築年数20年程度)です。
塗装業者はたくさんいるのですが「錆 汁」に向き合う業者は少ないようです。

「錆汁」解消の塗装方法:結論から言うと発生した錆汁を完全になくすことはできません。
下図は板金の断面ですが、表側からの塗装では届かない範囲まで錆が出ていると錆汁は年月をかけて再発します。

しかし、錆汁が出たら必ず「板金葺き替えが必要」ではありません。「下地処理でハゼに雨水を入りにくく」「ハゼ奥までしっかり塗装」で屋根を守ることが可能です。錆汁が再発する恐れはありますが、塗装前に比べて目立たなくできます。
「洗って塗るだけ」の業者の場合、塗れば塗るほど「錆汁」が目立つようになるのです。

ハゼは①の状態ですが奥にはゴミが詰まり、塗装が満足にできないことがわかります。ツカミを使って②の状態に整形します。ハゼ奥まで「清掃」「塗装」が確実にできるようになります。
さらに右写真のようにハゼをジャンプするように雨水が流れるのでハゼ奥に雨が入りにくくなります。

ハゼをキレイな状態にするための専用工具があります。研磨機器メーカー様に協力いただき「ハゼに特化したブラシ」を特注製作して使用しております。素地がガルバリウム鋼板なので素地を傷つけにくいナイロンブラシです。
横葺き屋根の下地処理には「研磨ブラシ」と「ツカミ」が必要ですが、使用しているのは弊社と弊社に出入りしている数社だけのようです。

初めての屋根塗装なら迷わず弊社におまかせください!

ここまでは錆汁が出てしまった屋根の説明でしたが 初めての屋根塗装であれば、錆汁発生を抑えて 長期耐久性を実現する屋根塗装が可能です。

右の写真ですが、洗って塗るだけの業者は上の状態に塗っています。弊社は下の状態にしてから塗装します。どちらが良いかは言うまでもありませんね。

下地処理:高圧水洗浄のみ
下地処理:ハゼ処理+高圧水洗浄

「後付雪止め」を塗装すると「屋根」が錆びます。

一般的に後付雪止めは屋根と一緒に塗装されていますが水キレが悪くなって屋根が錆びる原因になっています。
また雪止めの寿命は10年と言われます。

雪止めを外して屋根塗装、屋根塗装後に新しい雪止め取付が正しい施工方法です。

「雪止めアングル」は交換するのが正解です。

雪止めアングルも屋根と一緒に塗装されることが多いようです。 問題なのは屋根塗装です。雪止めの列だけローラーが使えずにハケ塗りで不確実な塗装が多いようです。

弊社はアングルを外して屋根塗装します。錆びたアングルを塗装して再利用するより、新品に交換した方が「耐久性」「コスト」も優秀です。

横葺き板金屋根の塗装仕様と金額(床面積35坪、単純な構造の一般的建物の場合)
(一般的に普及している1液シリコン塗料は耐久性に劣るため仕様しておりません)

あくまでも目安になります。実際の金額については、お気軽に見積利用をオススメします。

□塗装歴のある屋根:

2液エポキシ錆止め1回 + 2液シリコン1回 計2回塗り
2,000〜2,700円/m²(下地の状態によって金額は変わります)

2液エポキシ錆止め1回 + 1液フッ素1回 計2回塗り
2,400〜3,100円/m²(下地の状態によって金額は変わります)

2液エポキシ錆止め1回 + 2液フッ素1回 計2回塗り
2,600〜3,300円/m²(下地の状態によって金額は変わります)

□塗装歴のない屋根:

遮熱2液シリコン 3回塗り(下塗り1回、仕上げ2回)
3,000〜4,000円/m²(下地の状態によって金額は変わります)

フッ素樹脂塗料 3回塗り(下塗り1回、仕上げ2回)
3,500〜4,500円/m²(下地の状態によって金額は変わります)

□過去に弊社で塗装した屋根のメンテナンス塗装

塗装から10年程度で前回の下塗りが有効な場合の1回塗り
1,200円/m²〜(仕上げ塗料によって金額は変わります。

※上記、いずれも足場費用は別途になります。
※状態によって1液錆止め(下地への負担が軽い)を使用することがあります。

横葺き屋根塗装のまとめ:

簡単に考えられていますが「錆汁」に代表される不具合が多く発生しています。「遠くから見るとキレイだが、近くで見ると酷い」ケースも多いようです。弊社は間近で見てもキレイな塗装の実現、錆汁などの不具合への対策までより良い塗装を目指 して日々探求しております。

2.縦葺き板金屋根の塗装:軒先と雪止めがポイントです。

縦長尺屋根は横葺きに比べて古いものが多く現在も塗装メンテナンスで維持されているものが多くあります。弱点は軒先に水が溜まりやすいことで、軒先だけが極端に傷んでいることがあります。その場合、板金補修工事で軒先だけを横葺きに葺き替えます。

右写真が軒先をハガシた状態ですが、軒先に溜まった水で裏側がひどく錆びているのがわかります。

軒先き1枚を横葺きに葺き替えると縦長尺屋根はまだまだ維持できるものが多いのです。 もちろん軒先が腐食していない場合は屋根塗装だけで維持が可能です。

縦長尺屋根には「後付のアングル式雪止め」が付いています。
マナスル(金具)部分はゴミが溜まりやすい構造の上、一度も塗装されていない屋根が多く見られます。雪止めを外すと「雪止め」「屋根」の双方が激しく錆びています。
屋根塗装の際は雪止めを撤去して、既存雪止め部分には厳重な防錆処理を施してから屋根を塗装して、塗装が乾燥してから新しい雪止めを設置するようにしています。

3.折板屋根の塗装:勾配が緩いものが多く錆止め処理が重要です。

折板屋根の最大の特徴は「板金の厚み」です。
横葺きに比べて2倍以上の厚みがあります。

メッキもしっかりしているものが多いのですが経年劣化で錆が出るのは同じです。
勾配が緩いものが多く、しっかり錆止めしないと錆びやすいと言えます。

雪止めがある場合は外して塗装します。
塗装が乾燥してから新しい雪止めを取付ます。

確実に厚みを確保するために、すべての面を塗装できるサイズのローラーを使用します。

弊社では実績がある2液エポキシ錆止めを使用して遮熱2液シリコン、フッ素樹脂、無機まで幅広くご提案しています。
工場の屋根など大規模な物件にも対応します。

4.その他①:洗って塗るだけではありません「研磨」が重要です。

下地処理に研磨を重視します。板金素地を傷つけない特殊ブラシを使用しています。
屋根はメッキ層で防錆されていますので、メッキ層を傷つけると錆びやすくなります。

5.その他②:塗料の付着を確認します。

最も大事な付着力を確認します。10cm幅のガムテープを屋根に貼り付け、一気に剥がして塗料の付着を確認します。すべての屋根塗装で実践しています。

6.その他③:スノーネット部分には細心の注意をはらいます。

スノーネットの下にはゴミが溜まり、コケが生えます。屋根塗装の際はゴミを回収してコケは水ブラシを使って手作業で除去します。

スノーネットを再利用する場合は、洗浄して再取付します。

粗悪工事例:スノーネットを外さずに屋根塗装を行った例。

スノーネット部分が錆びています。
粗悪業者が多い業界ですのでご注意ください。

ワンポイントアドバイス!

スノーネット部分にはゴミが堆積して、コケが生えます。
10年程度で屋根の再塗装をオススメします。

フッ素、無機などの超耐久性塗装は不向きです。

7.その他④:雨樋は内側まで塗装します。

屋根、外壁がキレイになっても、雨樋がゴミだらけでは台無しですね。
弊社は軒雨樋の内側まで清掃して塗装します。衛生的で流れもスムーズになります。

半丸の軒雨樋は固定針金を新品に交換します。