中古住宅として購入されたとのことでした。
これまでの修繕については不明でした。

屋根には部分葺き替えの痕跡がありました。
・ハゼ起こし整形
専用工具でハゼの隙間を少し広げます。
この作業で奥には大量の堆積物があることがわかります。

・ハゼの研磨 堆積物除去
専用電動工具やハンドブラシで堆積物を取り除きます。

堆積物がひどい部分は水をつけたブラシで研磨します。

研磨後:過去の塗装がハゼ奥だけ剥がれた状態です。

目粗し処理:表面に細かい凹凸をつけて塗料の付着を良くします。

屋根に対して垂直の角度で水圧を生かした塗装を行います。

洗浄すると「細かい点状」にハガレが発生します。
これは「過去の塗装で錆止め下塗りされていないこと」が原因です。
酸素が透過して亜鉛が劣化しています。

・錆止め増し塗り
錆部分に「錆反応型2液エポキシ錆止め」を塗ります。


・下塗 錆反応型2液エポキシ錆止め
ハゼは奥まで丁寧にハケで塗装します。


平場は適切な厚みにローラー塗装します。

・下塗り完了

・ひっぱり試験
下塗り乾燥後に付着を確認するひっぱり試験を行いました。

・仕上 2液シリコン屋根塗料
細部のハケ塗り
細部を先に2回塗って仕上げます。

平場のローラー塗り 1回目
1回目は厚み重視です。

平場のローラー塗り 2回目
2回目は仕上肌重視です。

屋根塗装完了

新しい雪止めとアングルを設置します。

屋根塗装から4ヶ月後に1カ所雨漏りがありました。
寄棟のスミ部分は経年劣化でジワジワ内側へ水が回っています。
スミを開けてみると、長期間に渡って浸水していた痕跡がありました。

屋根の内側へ「ステイタ」を挿入して雨漏りを止めます。

微妙な勾配で雨漏りは発生します。
勾配を変えることはできません。

ステイタ挿入後、屋根を元通りにします。

傷になった部分を再塗装して修繕完了です。
