何度か塗り直した屋根ですが、錆汁が美観を損ねる状態でした。
現在は無人ですが、生まれ育った家を残しておきたいというご希望で屋根塗装のメンテナンスをさせていただくことになりました。




ここからは塗装工事です。
まずはハゼ起こしです。

専用工具でハゼの隙間を広げます。奥まで確実な研磨と塗装が可能になります。
ハゼを広げたら専用工具でハゼ奥の「堆積物」を除去します。


「粉化した表面」や「錆」を除去します。 板金素地を傷つけない特殊なブラシです。

表面は目粗し処理で塗料の食いつきをよくします。このブラシも素地を傷つけない特殊なブラシです。
下地処理後に雨が降りました。
ハゼに雨がたまりにくくなっているのがわかると思います。

高圧洗浄です。粉化した表面を清浄な状態にします。

色の濃い部分が洗浄で粉化した表面を除去した部分です。

瓦調の板金も1枚づつ丁寧に洗浄していきます。
ここから塗装の工程です。
まずは「錆止め」です。錆反応型2液エポキシ錆止めで「増し塗り」します。
ハゼ奥まで丁寧にハケ塗りしました。

錆を安定した状態に転換して広がりを抑える錆止めです。

次が「下塗り」になります。
黒色の錆反応型2液エポキシ錆止めで「赤い錆止め:増し塗り」を塗りつぶします。

ハケで丁寧に塗装します。


平場はローラーで適切な厚みに塗装します。


下塗り完了です。


平場の塗装:1回目
1回目は厚み重視で塗装します。

足場フックをスライドさせながら「手直し無し」で工程を進めます。

仕上1回目完了
仕上塗装:2回目
2回目は仕上肌重視です。

2回目は足場フックを外しながら塗装します。

屋根塗装完了です。
