大工さんの作業場(加工場)の屋根ですが、築年数20年以上で塗装は完全に粉化して素地が露出した状態でした。
ハゼ起こし:ハゼを起こして隙間を広げます。ハゼ奥まで研磨、塗装が可能になります。
ハゼの研磨:弊社が特注製作している研磨ブラシでハゼ奥まで研磨して土埃などの堆積物を除去します。板金素地を傷つけない特殊なナイロンブラシです。
高圧水洗浄:屋根に対して垂直の角度、できるだけガン先を屋根に近づけて水圧を生かした洗浄を行いました。
写真のように、表面の粉がキレイに除去されました。
下塗り:遮熱用2液エポキシ錆止め
遮熱塗料には白色の専用錆止めを使用します。下塗りも反射層を形成します。
細部(ハゼ)は奥まで丁寧にハケ塗りしました。
下塗り:遮熱用2液エポキシ錆止め
平場のローラー塗り 平場は適切な厚みにローラー塗りしました。
付着力の確認
10㎝幅のガムテープを屋根に貼り付け、一気に剥がして塗料の付着を確認します。
結果:剥がれなし 付着良好を確認しました。
上塗り:遮熱形1液フッ素樹脂屋根塗料
下塗り同様に「細部(ハゼ)は丁寧にハケ塗り」「平場は適切な厚みにローラー塗り」しました。
1液なので細部と平場を同日中に塗りあげました。
(1液屋根塗料は乾燥した状態に塗り重ねると、重なり部分に不具合を生じる場合があります)
クールダウン効果が最大の「アイボリー色」をチョイス。希釈せずに塗りました。
天井がない作業場の2階は屋根の熱がもろに伝わる環境でしたが「8月の猛暑時の室内温度が大幅に下がる」と
高評価をいただきました。
(室内温度が下がる効果は断熱性能が高い住宅などでは実感できないことがあります)