屋根塗装と塗料について、わかりやす〜く説明いたします。
とても役に立つ解説です。ぜひ最後まで読んでください。


それでは、ウレタン樹脂の「1液」or「2液」についての説明です。
積雪地域の屋根塗装は迷わず2液塗料です!



私たち塗装業者は2液塗料の性能を見極めることが必要です。

弊社では性能の証として「JIS規格品:耐候性塗料」の規格品を使用しています。

JIS規格品は缶に表示されています。
JIS規格品の2液シリコン、2液フッ素が標準採用品になります。
優秀な塗料は生産が長く続くものです
塗料の採用基準ですが「実績に基づく評価」を重視しています。


2液さび止め:1回 2液シリコン:1回 9年経過
急勾配屋根はツヤ持ちが良好です。9年経過でツヤは5割程度残っていました。

2液さび止め:1回 2液フッ素:1回 8年経過
フッ素でもツヤは引いていきます。
勾配が緩い屋根でツヤ引け、汚れの付着が目立ちました。
2液プライマー:1回 遮熱2液シリコン:2回 13年経過
遮熱塗料特有の「変色:赤みがかる」が発生。

2液プライマー:1回 遮熱2液シリコン:2回 11年経過
茶系は変色が目立ちません。

2液さび止め:1回 2液シリコン:2回 15年経過
ハゼ奥にゴミの堆積が目立ち、少し腐食が発生した状態でした。

さび止めタッチアップ、2液シリコン:2回 17年経過
亜鉛の白いさび、軽微な赤錆が発生していました。

さび止めタッチアップ、2液ウレタン:1回 24年経過
経年劣化が激しい状態ですが、ハガレはありません。
以上、弊社が施工した屋根:経年劣化です。
リピーターのお客様が多いので撮ることが出来ます。
全て2液塗料なので、全てに塗膜ハガレはありません。
全て弊社が最初の塗装を行った屋根です。
最大の特徴は、どの施工例も「錆」が少ないことです。
そうです。屋根塗装の目的は「錆止め」です。
弊社は、グレードに関わらず「最初の塗装であれば10年以上の防錆」を実現できます。
(他社さんの旧塗膜がある場合は、実現できないことがあります)
ここからは施工手順についてです。
はじめに「さび転換剤」

長期生産が続く安定した性能のさび転換剤です。


低粘度なのでハゼに使用できます。

「異種金属接触:電食」の腐食処理にも使います。
次は下塗りです。

錆に反応して広がりを抑えるさび止めです。

「ハゼ:合わせ目」は奥まで丁寧にハケ塗りします。

平場は適切な厚みにローラーで塗装します。

塗料の付着について「ひっぱり試験」を行います。
10㎝幅のガムテープを貼り付け、一気に剥がして付着を確認します。
結果:剥がれなし 付着良好です。
上塗りに移ります。

2液シリコンですが「超高耐候形」JIS規格品です。
材料差額のみでフッ素への変更が可能です。

過去の実績と技術探求によって12〜15年間サビを防ぐ塗装を目指します。

ハゼは奥まで丁寧にハケ塗りします。

ハゼを先に2回塗りして仕上げます。

平場の上塗1回目は「厚み重視」で塗装します。

1回目乾燥後にも「付着確認」を行います。
結果:ハガレなし。付着良好です。

2回目は「仕上肌重視」。」美しいツヤを引き出します。

新しい雪止めアングルを設置して塗装完了です。
「防錆」を最優先に考えた塗装をしています。
それは、土埃やコケの堆積から屋根を守ることも含まれます。

堆積物はガルバ鋼板を腐食させます。10〜15年が適切な塗り替え周期です。
最近は安易に「無機塗料耐久25年!」などの広告を目にします。
これは「紫外線に耐える年数」だけの試験結果です。(実績値ではない)
堆積物の影響は一切考えていません。
次の写真はスノーネット下約30年経過の状態です。
堆積物の影響で「錆びないはずのガルバリウム鋼板」が錆びています。

「無機塗料25年!」信用できますか?
もう一度、屋根塗装の目的は「防錆」です。
それには「堆積物の影響」も考慮すべきです。
ここまで読んでくれた方だけに「更におどろきの事実!」公開します。

シリコン樹脂塗料と無機塗料の樹脂組成は「同じ」です。
「シロキサン結合で補強されたウレタン樹脂」です。

最初に記述したこと「シリコン」「無機」は共通のウレタン塗料です。
「シリコン」と「無機」の差は補助物質によるシロキサン結合の「数」だけです。
結合の数によって「シリコン」「無機」に分けられています。
大事なことは私たち塗装業者の見極めです。

弊社では「実績多い2液シリコン」を標準とし、材料差額にて「フッ素」「無機」にオプション対応いたします。
弊社では「プレミアム無機ルーフ」 SK化研 を採用しています。

採用理由はSK化研ならではの「2液塗料性能の良さ」です。
SK化研にはクリンマイルドウレタンという塗料があります。

現在も生産が続く塗料です。
発売が2000年以前なので30年近く生産されています。
特筆すべきは当時の「耐候性1種=フッ素が該当する規格」に適合していた点です。
耐候性は10〜12年
最初に申し上げたように「ウレタン」とは最下級グレードではないのです。
組み合わせる硬化剤によって優秀な耐候性を得られます。
もう一つSK化研の優れた塗料を紹介します。
シリコン塗料というものが流行る以前の「アクリルシリコン塗料=フッ素同等品」です。
強溶剤塗料なので使われる機会は少なくなりましたが30年以上生産が続く塗料です。

上記カタログにも「シロキサン結合」が明記してあります。
シリコン以前の塗料なのに、数十年後に登場する無機塗料の気配を感じますね。
弊社では期待を込めてプレミアム無機ルーフを採用しています。
「わかりにくい塗料事情」を「わかりやすく説明したつもり」ではありますが…
