今回は遮熱塗料での塗装です。
遮熱塗料とは遮熱顔料によって温度上昇の原因地なる咳外伝を効率よく反射して、屋根基材の温度上昇を緩和する塗料です。
施工前:一見キレイに見えますが…
屋根の塗装は所々が剥がれていて、表面を指で擦ると粉化した塗料が指につきます。
ガムテープで旧塗膜の付着力を確認したところ、付着不良であると確認できました。
1階屋根(下屋)は横葺き板金です。
北側は日の当たらない場所なので、ハゼの中にはコケがびっしりでした。
ここから下地処理に入っていきます。
ハゼの中のコケなどは手作業で水ブラシを使ってキレイに落とします。
2階屋根に移ります。
瓦棒などの細部はハンドブラシを使って「目粗し」します。
平場は電動工具でで目粗しします。
高圧洗浄
屋根と垂直な角度で、水圧を生かした洗浄をします。
さて、せっかくの暑さ対策なので遮熱塗料の効果を存分に発揮できるように工夫をします。
軒天井に換気口を設け、屋根には棟換気を設けて屋根裏に空気の流れを作ります。
まずは軒天井換気口
こちらは棟換気装着
軒天井から入った空気が棟換気から抜けていきます。
構造を整えるのが基本です。
遮熱塗料はその構造をサポートするためのアイテムなのです。
塗装に戻ります。
ハガレやすい下地のため、溶剤が弱い特殊なエポキシプライマーを塗って固めます。
塗料の溶剤によって旧塗膜が浮いてくるのを防ぎます。
前処理 特殊エポキシプライマー
瓦棒はハケで丁寧に塗装しました。
平場はローラーで適切な厚みに塗装しました。
下塗り完了
乾燥後、ガムテープによる付着試験を行いました。
ハガレなし。付着良好な状態になりました。
下塗り:快適サーモプライマー
温度上昇する物質を含まない究極の下塗り材です。
瓦棒はハケで丁寧に塗装しました。
平場はローラーで適切な厚みに塗装しました。
下塗り完了
下塗り後の付着確認です。
ハガレ無し。付着良好です。
仕上塗り
仕上塗りは瓦棒の塗装を先に2回行いました。
平場の塗装もローラーで2回行いました。
屋根塗装完了
下屋の仕上2回目です。
下屋も塗装完了です。