屋根や壁の塗装メンテナンスで住まいは
キレイで長持ち!
早めの塗装で補修費の軽減が可能です。

山里に佇む風情豊かな和風住宅。屋根、木部、外壁の改修塗装工事

カテゴリー :  施工事例

 

立派な木の柱が印象的な純和風住宅。

屋根・外壁・木部の塗装工事です。

 

 

 

 

屋根:施工前の状態

錆汁が出ている屋根は「葺き替え(重ね葺き)」です。

他の屋根は「塗装」になります。

 

 

塗装部分の下地処理

まずはスノーネットや雪止めの撤去をします。スノーネットの下にはコケや落ち葉などが溜まっているので、高圧洗浄時に飛び散らないよう事前に取り除き、水ブラシでキレイにします。

北側の下屋は日当たりが悪く、潰れたハゼの中に水が溜まっていました。コケもびっしり生えていて、高圧洗浄では落とし切れないので、これも事前に擦り落としました。

 

ハゼ起こし

ハゼが潰れた状態で屋根塗装すると隙間を塞いで水キレが悪くなります。

専用工具で「ハゼ=板金の合わせ目」の隙間を広げます。

これによって水はけも良くなります。

 

 

ハゼの奥は過去の塗装が密着していない状態でした。専用工具で取り除いていきます。

板金素地を傷つけない特殊なブラシを使用しています。。

 

平場の目粗し

塗料は「ツルツル」より「ザラザラ」の方がよく密着します。

付着性向上のために表面に細かい傷を付けて粗します。

板金素地を傷つけない特殊なブラシを使用しています。

 

 

 

高圧洗浄

屋根に対して垂直な角度で水圧を生かした洗浄を行います。

 

 

 

ここからは屋根の葺き替え工事(重ね葺き)です。

重ね葺きですが、軒先部分は古い板金を取り除きます。

 

 

軒先の下地木材が腐食している箇所がありましたので新しい木材に交換しました。

 

 

下葺材:改質アスファルト防水シートを敷いていきます。

屋根材を固定するための釘穴を自己融着して防水できる優れた下葺材です。

 

下葺完了

 

 

新しい板金屋根葺き

塗膜保証15年、穴あき保証25年のガルバリウム鋼板です。

 

既存外壁との取合いは「雨押え板金」でおさめました。

 

葺き替え前と同じ位置に「雪止め」と「スノーネット」を取り付けました。

 

 

ここからは屋根塗装工事です。

屋根:下塗り 錆反応型2液エポキシ錆止め

防錆効果が高く、強力に付着する下塗りです。

細部はハケを使用してハゼの奥までしっかり塗装します。

 

平場はローラーで適切な厚みに塗装しました。

 

下塗り完了

 

下塗り乾燥後に「付着力確認」を行いました。

10㎝幅のガムテープを屋根に貼り付け、一気に剥がして塗料の付着を確認します。

結果:ハガレなし 付着良好を確認しました。

 

屋根:上塗り 2液屋根用無機塗料

下塗り同様、細部はハケを使用し奥までしっかり塗装します。

 

 

細部を先に2回塗りして仕上げます。

2回目は1回目より厚みのある刷毛でハゼの上側を塗り残さないように塗装します。

 

平場の中塗(仕上1回目)

ローラーを使って厚み重視で塗装します。

 

中塗後にも付着力確認を行いました。

中塗りの乾燥を確認し、付着確認をします。

結果:ハガレなし 付着良好を確認しました。

 

上塗りの2回目は仕上げ肌重視で塗装しました。

 

母屋 屋根塗装完了

 

 

 

次に柱などの木部の塗装工事です。

現状は全体的に黒ずんでいるように見えました。

 

 

アク抜きの薬剤を散布後、高圧洗浄で表面の黒ずみを洗い流します。

ノズルでパターンと水圧を調整できる洗浄ガンで、美しい木目が再現するように洗浄します。

 

 

屋切り格子も取り外して洗浄しました。

 

 

洗浄完了

表面の黒ずみが落ちてキレイな柱になりました。これだけでもだいぶ印象が明るくなったように見えます。

 

 

 

木の表面の細かい「ささくれ」をブラシで擦って取りました。

 

 

塗装:キシラデコール 1回目

色が全体的に均一になるように調整して、塗装しました。

 

 

塗装:キシラデコール 2回目

ムラにならないように桁の両側で二人で仕上塗装をしました。

 

「松」の濡れ縁は木目が浮き出るように調整して塗装しました。

 

 

玄関 木部塗装完了

白木仕上が理想ですが、古材は変色しやすいためにある程度の着色が必要です。

 

 

腰壁の部分は柱より濃いブラウンで塗装しました。

1回目が乾燥してから2回目の塗装をしました。

雪囲いの留め具も「つや消し黒」で塗装しました。

正面は明るく、清潔感のある雰囲気になりました。

 

 

外壁の塗装です。

まずはヒビ割れの処理です。

ヒビに沿って3〜5㎜の溝を掘ります。

 

溝にクラック補修材を充填します。

できるだけ奥まで入るように、溝から溢れるまで樹脂を充填します。

 

次は高圧水洗浄。

砂壁状の外壁は藻やカビが生えやすいテクスチャーです。

入念に洗浄します。

 

 

ここから塗装です。

下塗り 高浸透ナノカチオンシーラー

接着剤の役割です。

 

 

中塗り ビーズコートフレッシュ・・・超撥水の防カビ・防藻効果のある塗料

この塗料には「細かい砂」が混入されているので「ペンキを塗った感」が出ません。

自然な砂壁の風合いのまま表面がキレイになります。

中塗は厚み重視で塗装しました。

 

 

上塗り

2回目は仕上げ肌重視で塗装しました。

 

 

 

 

 

 

車庫のシャッター塗装

 

 

目粗し

劣化した亜鉛のブツブツを除去しました。

さらに、塗料の付着が良くなるようにブラシで表面に細かい傷をつけました。

 

 

高圧洗浄

 

吹付塗装1回目:エポキシプライマー

シャッターは回転軸付近に余分な塗料が入らないように吹付塗装です。

エア駆動のハイボリュームロープレッシャースプレーシステムで高精度な塗装を行います。

 

 

吹付塗装2回目:金属面用速乾塗料

吹付塗装3回目:金属面用速乾塗料

シャッター塗装完了

 

おまけ

アウトドアテーブル 施工前

 

「アク洗い」をして乾燥した状態

 

ウォールナット色で塗装しました。