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解決!ラジカル制御の謎?

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ラジカル制御って「塗料のグレード」ですか?

いいえ、塗膜を紫外線から守る「顔料の技術」です。

 

まずは「塗料」を構成する成分とその役割です。

有機溶剤・水は硬化乾燥した「塗膜」には残りません。

 

硬化乾燥した塗膜のイメージです。

あくまでイメージですが、樹脂の連続膜に顔料が分散しています。

(実際は、隙間なく顔料がびっしり並んでいます)

 

 

一般塗料の場合

顔料が劣化すると劣化因子(ラジカル)が発生して樹脂の結合を破断して劣化します。

 

ラジカル制御とは劣化因子を抑えるコーティングをされた顔料:耐候性顔料のことです。

 

 

ですが、塗料の耐久性は「樹脂」なのでは?と疑問符がつきますね。

ラジカル制御に組み合わされる樹脂は「緻密な塗膜になる樹脂(特殊架橋型)」です。

高耐候顔料でも、さらに発生したラジカルを補捉する機能がある樹脂が使われています。

 

このように「顔料」「樹脂」の双方で「紫外線劣化を防ぐ」のが「ラジカル制御」です。