13年前に「遮熱形シリコン3回塗り」を施工させていただいた屋根です。
平場はツヤは引いてしまいましたが、ほとんど不具合はありませんが、ハゼ奥の劣化がひどくなっていました。このころは弊社において「ハゼ処理工法」は実践しておりませんでしたので、今回はハゼ処理工法を施工します。
ハゼ以外は前回塗装の「プライマー層」「中塗層」が有効な塗膜なので同じ塗料を1回塗りで仕上げます。
弊社の屋根塗装:基礎がしっかりするので、2回目以降はリーズナブルにメンテナンスができるのです。
遠くから見るとわかりませんが、ハゼ奥は塗装が剥がれていました。コケも生えて水キレも悪い状態でした。
ハゼ起こし:ハゼを起こして隙間を広げます。この作業でハゼ奥まで確実に研磨・塗装が可能になります。
ハゼの研磨:専用工具でハゼ奥まで研磨します。「劣化した塗装」「堆積した土埃」などを除去してハゼ奥を清浄な状態にします。
板金素地を傷つけない特殊なナイロンブラシを使用しています。
高圧水洗浄 12〜15MPa 屋根に対して垂直の角度、ガン先をできるだけ屋根に近づけて水圧を生かした洗浄を行います。
棟換気のカバー:ジョイントにシリコンシーリングが施工されていました。シリコンカバーシーリングで補強して、アルミテープで保護しました。
下塗り(部分補修)遮熱用錆止めプライマー
ハゼやジョイント、雪止めのステンレス部分(傷んで錆止め層が剥がれた部分)のみに錆止め処理を施します。
上塗り:遮熱形2液シリコン屋根塗料
細部のハケ塗り:ハゼ、ジョイント、アングル受けなどを丁寧にハケ塗りしました。
上塗り:遮熱形2液シリコン屋根塗料
平場のローラー塗り:平場は適切な厚みにローラー塗りしました。
前回の塗装と同じ塗料なので「塗膜は一体化」します。すなわち前回の塗装(下塗・中塗)を生かして「上塗りだけでのメンテナンス」が可能です。
ハゼ処理工法によってハゼに雨水がたまりにくくなるので耐久性の向上も期待できます。