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神社新築工事における伝統技法「木口の割れ止め塗装」

カテゴリー :  施工事例

木口が割れるのを防止するために、塗装を施します。

 

膠に胡粉(貝殻を焼いて粉状にした白色顔料)をまぶしたものが使用されていました。

しかし、木材の樹脂成分によって塗装後に「黄変」してしまいます。

そこで、現代塗料を用いて黄変を防ぐ仕様を考案しました。変色を防ぎながら、膠のように優れた透湿性を有する塗料でなければなりません。透湿性がない塗料を用いた場合はハガレのリスクが増大します。

 

 

垂木の木口以外にも、木口面は塗装を施します。

「柔らさ」と「腰の粘り」を兼ね備えた「画筆」を用いて、丁寧に塗装しました。

 

 

複雑な箇所の奥まで正確に塗装しています。

 

荘厳なたたづまい。木口の白色が引き締めている印象です。